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１９６１年岐阜県で生まれました。

　父が一旗揚げたいと転勤を繰り返したため、岐阜→東京→埼玉→神奈川に転居しました。学校も何度も転校し、だんだん人の輪に入るのが苦手になりました。

　私の家は余り裕福とはいえませんでした。子供が４人もいるから生活が苦しく貧乏だと思っていました。

食事は茶色いおかずばかり。梅干しが入ったおにぎりだけの時もありました。シチューは学校給食で食べただけ。服は従妹のお下がりばかり。汚れていないからと同じ服を何日も着せられて、友達に馬鹿にされました。

　家族の仲は悪く、いつも両親は喧嘩ばかりしていました。子供にも怒ってばかり。殴る蹴るもありました。当然のように４人の子供の仲も悪かったです。私も親の影響で下を怒ってばかりいました。

　私は、いつも幸せそうな友人の家庭と比べていました。仲の良い家族を羨ましく思っていました。このまま生きていても良いことは何もないんだとも思っていました。

　ある時、従妹が読んでいた漫画の広告に、運がよくなるグッズが乗っていました。記事を読んだ時に、貧乏なのは運が悪いからだと思いました。

　それで、中学校の頃から、運の良い人悪い人に興味を持ち始め、占い、タロットカード、ダウンジングなどを自己流で試していました。

　高校一年生の時に父が４０代後半で病死し、生活は益々苦しくなり、やっぱり運が悪いのかと思いました。

　この時から学校で禁じられていたバイトをこっそり始めました。自分に必要な物を買うためでもありましたが、パートの母を助けるためと、まだ小学生と中学生だった下の妹弟妹には不自由させたくない気持ちがあったからです。

　バイトで収入を得てから、運とお金は関係していると感じました。運もお金も待っていても来ない。自分で手に入れるしかない。自分でつかむしかないと思ったのです。

　お金のかかる大学受験はあきらめ、高校卒業後は、友人の勧めで大手電機会社に就職、安定した収入を得るようになりました。ここで、人の縁が良い運を運んでくると知りました。

　安定した収入は、心も豊かにしてくれました。子供の頃から毎日毎日お金を切り詰め、心まで貧しくなっていた日々が開放されていったのです。

　私が会社に入った頃の女性社員は、結婚か出産で退社する人が多かったです。私も最初はそのつもりでしたが、結婚出産後も、実家の母を支援するため働き続けました。職場で理解してくれる人は少なく、仕事と育児と家事は、精神的にも肉体的にもきつい毎日でした。

　パートナーが育児や家事に協力的だったのが唯一の救いでした。愛するパートナーと子供との暮らし、安定した収入で、やっと運が良くなってきた、人生で一番幸せだと感じるようになりました。

　しかし、漠然とした不安を抱えていました。「幸せはいつまでも続かないのでなないか」と。その不安の一つは収入の安定でした。職場の先輩に事務の仕事はいずれいらないと言われるよと言われたのもきっかけですが、高校の時に父を亡くして母一人のパート収入では限界があったことも影響していました。

　手に職がないと会社にずっといることはできないかもしれない。

　そこで、仕事が終わった後に『機械製図』の勉強をしました。勉強をしてもすぐに仕事で役立てません。それでも、少しずつ慣れてきて仕事の依頼も増えてきました。

　会社の経営が悪くなってきた時に、図面を書くことができたお蔭でリストラに合わなくてすみました。もしも退職となっても求人がたくさんあると知り、やはり手に職は必要だと思いました。

　子供が大学に入った頃、自分の先の人生を考えるようになりました。

　父が亡くなった年齢に近くなったこともあり、限られた人生をどう過ごすか、どう幸せに生きるかと。

　１９９１年に、好きだったQUEENのボーカリスト　フレディ・マーキュリーが亡くなり、自分が亡くなる日まで、自分ができることをし続けたことを知り、人生を深く考えさせられました。

　３５年会社員をしていた時に、設計部門のアシスタントの中で最初の係長になり、後輩のロールモデルとなり、育児中の働く女性のサポートをしました。

　３５年間の仕事と家庭の両立は肉体的にも精神的にもキツイ時がありました。収入が良いからやめられない。収入が無くなると好きなことができない。そんな思いで続けていたように思います。会社の経営が厳しくなり、リストラが何度もあり、残された社員に負担がどんどん増えていく日々。このままだと過労死してしまう。

　あと数年で定年退社することが見えた時、好きなことで仕事をしたいと本気で考えました。

　そして、稽古事だけでなくビジネス塾に入って色々なことを習いました。色々な協会の裏側（システムや人間関係）も知りました。私を信頼して同じことをしたいと言ってくれた方に素直に紹介できない仕事もありました。その中で、自分に合っている、自分が打ち込めることとして選んだのが『勾玉セラピー』と『古神道開運カウンセリング』です。

　世の中にはたくさんのセラピーがあります。結果の出るものを早く知ってもらいたい。協会に入ってから後悔してほしくない。無駄にお金を使って欲しくない。セミナー難民になって欲しくない。信頼できる仲間たちと出会って欲しいと思って、この会社を設立しました。

　現在は、夫と二人で自由自在な暮らしをしています。たまに来る娘家族（孫二人犬二匹含む）の相手をする何気ない時間に幸せを感じています。

こちらではお役立ち情報について書かせていただきます。
どうぞご参考になさってください。